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攻守の切り替わり(トランジション)

「ボールを奪われたらすぐに奪い戻す」など漠然としたことはよく耳にしたり見たりします。

そこで具体的に相手ボール時とマイボール時でそれぞれどのようなプレーになるのかその流れや、攻撃と守備の切り替わり(トランジション)をフローチャート図にして考察しました。

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プレーの流れと攻守の切り替わり

一直線で真下に進むことが失点や得点の最短です。(図をクリック/タップすると拡大縮小します。)

プレーの流れのフローチャート

青の範囲

ボールを自チームで保持し続けていれば失点の可能性はありません。青範囲内で終始続けることが理想ですが、現実的には不可能です。

黄の範囲

ボールを奪われても早い段階で奪えれば失点の可能性を下げ、かつ得点チャンスに近づきます。攻守の切り替えの素早さが必要となり、ポゼッションを高めます。

カウンター狙いなどの理由で、あえて相手に持たせるのもよしとする場合やチームもあります。

赤の範囲

守備ブロックを組み、そこに入ってきたらプレッシングをかけます。意図せず攻められ続けていると失点の可能性が高まります。

戦力(特にボールキープ力)の差やチーム戦術などの理由で、あえて高い位置でプレッシングせず、ブロックを主体にしてカウンターを狙う場合やチームもあります。

切り替えの実際

図では、攻/守、相手/自ボール、とデジタル式に2分していますが、実際はある程度

  • 攻撃中でも奪われた場合を考えたポジションをとる。
  • 守備中でも奪った場合を考えたポジションをとる。

などでリスク管理をし、完全にどちらか一方ということではありません。

これらはおおまかな場合の例ですので、実際は矢印以外の展開になる場合もあります。

図中の、ディレイプレッシングカウンターなどの用語については下記の当サイト関連記事をご覧願います。

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初版 2012-11-29 / 最終